トムヤムクンとは、辛味と酸味の利いたタイのスープを指します。タイ料理の代表的存在で、中国のフカひれスープ、フランスのブイヤベースと並び、世界3大スープと呼ばれることもある程、世界的に認知度が高く、広く食されている料理といえます。
トムヤムクンとは、直訳すると「煮る・混ぜる・エビ」となり、その名の通りエビを使ったスープです。
通常、エビの頭や鶏がら等で出汁をとったスープに、唐辛子やチリペースト、タイの生姜、バイマクルー(東南アジアのハーブの一つ)、レモングラス、そしてその他のスープの具(きのこ類や玉ねぎ等)を入れて煮たて、ココナッツミルクを足してまろやかさを出します。
酸っぱさを出す為にライムやレモンの果汁を入れ、その後ナンプラー、塩などの調味料を加えて味付けします。エビの身は煮込むと固くなってしまうので、最後に入れ、パクチー(コリアンダー)を載せて完成です。
タイには地域、家庭、レストラン等によって様々な味の「トムヤムクン」があり、食材や調理法にも若干の違いが見られます。それぞれの特色を食べ比べてみるのも、「トムヤムクン」の楽しみ方の一つと言えます。
タイカレーにはレッドカレー、グリーンカレー、イエローカレーと、大きく分けて3つの種類があり、基本的な食材はココナッツミルク、ナンプラー、にんにく、タイの生姜(南姜)、赤、青唐辛子等と殆ど同じですが、使用している香辛料等に若干違いがあり、また使用されているスパイス等が違います。タイカレーの具材として主に挙げられるのが、鶏肉やエビ等の海産物、きのこや香味野菜、ハーブ等で、どちらかと言えば辛味が強いインドカレーとは違い、辛味と酸味が絶妙なバランスを保っているもの特徴的です。
スープ状のものが殆どで、タイではゲーン(汁物)と呼ばれています。ゲーンキョウワン(チキングリーンカレー)はタイカレーで特に人気のある代表的な料理で、その爽やかな辛味がタイ人のみならず外国人の間でも人気です。基本的な食材は、先に挙げた鶏肉等のお肉の他に、緑色のマクアポッと呼ばれるグリーンピースの様な小さなナスや、パプリカ等が良く使用されています。
パッタイとは、タイ風焼きそばのことを指し、タイ語で「炒める・タイ(の国)」との意味を持ちます。「タイを炒める」という、その名の通りパッタイはタイの代表的料理の一つで、屋台やレストラン等で提供されている人気の高い料理です。
通常、ビーフン(米麺)より太目の平たい麺と一緒に、エビや豆腐、野菜、ナッツ等、数種類の食材を炒めた栄養価の高い料理です。使用させる麺はクエティオと呼ばれ、センミー、センレック、センヤイの三種類があり、それぞれ麺の太さや形状が違います。調味料には、タイ料理ではお馴染みのナンプラーや、タマリンドのジュース(タマリンドの果肉を水に浸して溶かしたもの)、パームシュガー等を使用し、甘酸っぱい味付けに仕上げます。レモンを添え、生のニラやもやし等(軽く火を通す場合もある)と一緒にピーナッツを振りかけたら出来上がりです。
通常のタイ料理に比べて味付けがとてもマイルドなことから、地元のタイ人のみならず、辛いものを食べなれていない外国人の間でも人気があります。